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【申請した?】App Store Small Business Program

先日、Appleが小規模事業者向けに「App Store Small Business Program」を発表しました。

各所で歓喜の声が溢れている「App Store Small Business Program」ですが、

これ、申請しないと適用されないの知ってました??

今回は申請方法をご紹介します!

1.App Store Small Business Programとは?

Apple社が2020年11月18日に発表した、App Storeへアプリを提供している

小規模事業者へのプログラムです。

通常、App Storeへ公開しているアプリの売上の内、30%は手数料としてAppleへ納めていました。

要は、AppStoreという世界的なマーケットへの出品手数料といったものです。

それを今回、小規模事業者のみ手数料率を割引くと発表されたのが、App Store Small Business Programです。

 

2.App Store Small Business Programの対象と割引率は?

App Store Small Business Programの具体的は

・AppStoreで提供しているアプリの年間収益が100万ドル以下のApp Storeアプリ提供者が対象

・プラットフォームマージンは30%から15%に

と言った内容です。

15%…めちゃくちゃ喜ばしいですね。

しかも年間収益が100万ドル(日本円でおよそ1億円)以内の事業者が対象なので、

小規模な会社や個人事業主の方は、ほとんどが対象なのではないでしょうか。

3.もし100万ドルを超えてしまったら?

年間収益が100万ドルを超えてしまったら…夢がありますよね!

ただ100万ドルを超えてしまったら、過去の売上分にも影響があるのでしょうか?

Appleのプレスリリースには以下のように書いてあります。

本プログラムの対象となるデベロッパの収益が100万ドルを超えた場合には、当年の残りの期間については、標準の手数料率が適用されます。

つまり、100万ドルを超えた分から30%が適用されるということです。

例えば、10月でちょうど100万ドルの収益を出した場合、11月と12月の2ヶ月間の売上のみ

30%が適用されるようです。

なんだか良心的ですよね!

 

4.App Store Small Business Programの申請方法(日本語訳付き)

年間収益が100万ドル以下なら、さっそく申請しちゃいましょう!

といっても、英語が多くてわかりにくいし、勘違いしてApp Store Business Programに適用されなかったら嫌ですよね。

ここでは日本語訳も付けて紹介しますので、順を追って勧めていきましょう。

4-1.まずはAppStoreConnectにアクセス

AppStoreConnectにアクセスすると、App Store Small Business Programの事が書いてありますので、文末の「詳しく見る」をクリックしましょう。

 

4-2.プログラムの紹介ページ

App Store Small Business Programの紹介ページへと遷移しますので、

ページ中程にある「enroll」ボタンをクリックしてください。

※このページには、主にProgramの説明が書いてありますが、このブログで紹介したこととほぼ同一です。

 

4-3.申請ページ

App Store Small Business Programの申請ページへと遷移しますので

ページ中央下くらいにある選択項目の「Yes」の方を選択しましょう。

ここには

Paid Applications Agreement

Have you reviewed and accepted the Paid Applications Agreement (Schedule 2 to the Apple Developer Program License Agreement) posted December 2020, in App Store Connect?No, I have not accepted.

Yes, I have accepted.

有料アプリ申請同意書
App Store Connectで2020年12月に掲載された有料アプリケーション契約書(Apple Developer Program License AgreementのSchedule 2)を確認し、承諾しましたか?いいえ、受諾していません。はい、受諾しました。

ということが書かれています。

※未承認の契約書があれば、AppStoreConnectの画面上に出てくるはずですので、そちらを確認し、承認しましょう。

enroll in the App Store Small Business Program ページ入力項目紹介

 

承認済みの方は「Yes」のチェックをつけると、ページが伸びます。

4-4. ページが伸びで、あらたなチェック項目が出現

YES / NOの項目が4個表示されたはずです。

なにやら小難しいですが、この4つの設問はどれも

「他のDevelopperアカウントを持ってたり、そっちの意思決定に関与したりしてる?」

という内容です。

つまり、1つのアカウントのアカウントの年間収益が100万ドルになりそうになった場合、違うアカウントを作って100万ドルにならないように調整することを制限してるんですね。

他に開発者アカウントを持っていなければ、すべてNoで構いません。

一応、気になる方向けに日本語訳を掲載しておきます。

・他のApple Developer Programメンバーアカウントの所有権または株式の過半数(50%以上)を法人、個人、またはパートナーシップで保有していますか?

・他のApple Developer Programメンバーが、お客様のアカウントの所有権または株式の過半数(50%以上)を法人、個人、またはパートナーシップで保有していますか?

・他のApple Developer Programメンバーアカウントに対する最終的な意思決定権限をお持ちですか?

・他のApple Developer Programメンバーは、お客様のアカウントに対する最終的な意思決定権限を持っていますか?

 

最後にはお決まりの「嘘ついてないよね?」の確認です。

嘘をついていなければチェックを入れ、「Submit」ボタンをクリックしましょう。

これで全て完了です。

すぐにAppleからメールが送られてきます。

登録状況を教えてくれる日程が書いてあります。

あとは結果を待つばかり。

楽しみですね!

 

4.最後に

英語ばっかりで面倒だなーと思いがちですが、

案外やってみると簡単ですよね。

田村技術研究所では、アプリ開発はもちろん、

web開発や、社内DX推進・効率化などを行っています。

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